城攻めのお誘い(1/2)
そんなわけで22日にバスツアーで金山城と箕輪城を攻略してきました。どちらも群馬にある城で、金山城は山城、箕輪城は山城に近い平山城と言った感じです。群馬のお城はこれで4つめ。
まずは太田市立史跡金山城跡ガイダンス施設で金山城についての紹介ビデオ鑑賞。元々この辺は新田義貞の出身地でもある新田荘で、金山城を築城したのは岩松家純の重臣、横瀬国繁。戦国時代は上杉氏、武田氏、小田原北条氏といった有力戦国大名の迫間で、動乱の中を生き抜いてきた難攻不落の城だったようです。難攻不落どころか、降伏・廃城まで一度も落城したことはないのですが。
展示されていた物見台下虎口通路の模型。現在櫓は復元されてないようです。
物見台下虎口通路に突入。正面には石垣があり、右上には物見台があります。
しかし実際には入り口から石垣まで通路が真っ直ぐに伸びているわけではないので、物見台に気を取られていると、堀切に落ちてしまいます。
いきなり山城の醍醐味、なかなかいい景色です。これでもっと晴れ渡っていれば良かったのですが。
西矢倉台西堀切を渡ったところにある第一の関門、蜀の桟道。実際に参道があったと見られる横穴と、土台が発掘されたようです。
西矢倉台を越え、先ほど模型を見た物見台下虎口通路に実際に突入。
そして右上には物見台と、岩盤を人工的に削って創った下堀切が。
竪堀
上毛三山も綺麗に見渡せます。
山城なのに池が。ちなみに水が涸れたことがないそうです。山城なのに。
石垣から石敷きの通路まで、城のほぼすべてが石垣造りである、関東では稀有な山城。主に関東では土の城(土塁など)が多く、石の城(石積み)は関西に多いようです。もちろん天守台などは除きますが。
虎口をさらに上ったところにある、日ノ池。こちらは祈願や儀式などを行うための神聖な池だったようです。ちなみにこちらも涸れたことがなく、最近は水が溢れていたため、ポンプで汲み上げていたようです。
実城と呼ばれる本丸には、現在は新田神社が建っています。
雪の残る箕輪城攻略はまた後ほど♪